
国産かぶと虫を語る
一言で語る
国産かぶと虫は、オスはかっこよく、メスはかわいく、丈夫で飼い易い。
多くを語る
国産のかぶと虫はかっこいい! まさしく戦国時代の鎧(ヨロイ)・兜(カブト)の兜のように頭角が「すっとのびて」先が 銀杏の葉のようにひらいて、芸術的でまさに日本的な美を連想させる。ヘラクレスにはダイナミックさ豪快さで譲るものの、繊細な美しさとい う点では勝っていると思う。
国産かぶと虫の良いところ
■なんと言っても飼い易い!
●温度管理不要
日本の気候にピッタリ適応しているので温度管理不要。外産かぶとでも高温に強いのもいるが、それでも 30℃を超えるときついかも。しか〜し、国産かぶとならへっちゃら。また冬の寒さにも大変強く寒波でも、凍らない限り、幼虫が★なんてこともありません。
●ライフサイクルが日本の四季に合わせて丁度1年
外産カブトは日本の四季と無関係に1年、1年半、2年など様々だが、国産かぶとは 子供達の夏休みを成虫で過ごし、9〜10月頃に次世代の産卵と孵化、孵化すると3〜4週間で1令から2令、2令から3令とあっという間に大きな幼虫となり、 翌年の5〜6月に蛹になり6〜7月に羽化し9〜10月位まで生きるというようにほとんどブレなく1生を繰り返します。幼虫の加令が早くみるみる大きくなる。 蛹期間が約2週間と短い。羽化から後食開始までが1〜2週間と早いなどサイクルが短いので短期間で変態していく様子を観察するにはもってこいです。
●子供が触っても危なくない
これは外産カブトでも小型のものは国産と同じことが言えますが、外産の中・大型かぶとは爪が 大きく力が強い(しかも足長)ので大人でも一度手や腕につかまらせると簡単には引き剥がせません。爪で皮膚が破れて血が出ることもしばしば。しかし国産カブトならそんな心配もあまりありません。ただし国産でも頭と背中の間に挟まれるとちょっとケガすることはありますので注意して下さい。
●メス殺しやメスいじめなども全く心配不要
オスとメスを同じケースに入れて仲良く飼うことができます。産卵させるならオス1頭にメス2頭を1つのケースで飼うのが理想的で長生きします。外産カブトではこうはいきません、ヘラクレスやコーカサスなど大型種ではもちろん、グラントシロカブトなどの小型種でもメス殺し、メスいじめなど有る場合がありますので一緒にするときは注意が必要です。
●小さいケースでも飼えるので場所を取らない
ゼリーもホームセンターで売っている一番安物で充分。マットさえ多めに入れてゼリーと水分だけ切らさないようにして放っておけば、かなりの確率で産卵し、かなりの確率で孵化し、幼虫もじょうぶなので死亡率も少く大変飼いやす いです。
■安価で手に入れやすい
野外で採集も可能で、購入する場合でも非常に安い。夏になればペットショップやホームセンター、ショッピングセンターなどどこでも 売ってます。知人にもらったりするケースも結構多いようです。田舎のほうだと家に飛来することも。