国産かぶと虫 オス蛹と成虫画像

国産かぶと虫 飼育日記 ページ1

  小さなときの記憶。おそらく小学生だっただろうと思うが、夏祭りで買ったと思う カブトムシをペアで飼っていたら交尾して産卵して、幼虫が孵化したけど腐葉土を手に入れれなくて
(腐葉土なんてどうすれば手に入るのか知らなかったし、もちろん今のように店に 行けば売っているということもなかった。考えてみるとホームセンターなんてものもなかった時代)
結構たくさんの幼虫が孵化していたけど全部死なせてしまった苦い思い出がある。
今でもかすかながら覚えているくらいだから子供心にも悲しかったのだと思う。

  またそれとは別の記憶でもう少し後のことだと思うが、蛹から羽化させた事を憶えている。
(どうやって蛹を手に入れたのかわからないが...) 丸い梅干を漬ける 広口のビンに土を入れて飼っていた記憶がある。 当時白黒写真ではあるが羽化シーンを何枚か写真に撮った ことがあったのを憶えている。 子供時代は結構、生き物を飼うのが好きでカブトムシの他にヒラタクワガタ、ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、キリギリス、クツワムシ、コオロギ、スズムシ、カマドウマ、カマキリ、コメツキムシ、ザリガニ、 ゲンゴロウ、魚のモロコ、金魚など飼っていたように思う。

  大人になって子供が2歳くらいのとき、嫁さんが子供のためにとスーパーの客寄せの為に
先着○○名にただで カブトムシの幼虫あげます、ということで確か3匹もらって来た。
自分はなぜかあまり興味がなかったので、(仕事でそれどころじゃなかった?)最初の成虫が
羽化するまで、ほとんど世話は嫁さんがやっており、自分は霧吹きすらほとんどやった事が無い状態だった。ただ自分が子供のときと違いホームセンターやペットショップ(自分が子供のときは両方とも存在していなかった)でカブトマットなるものが売られていて、おまけに「カブみつ」とか「木」まで売ってるではないか! それにカブトムシ用のゼリーまで売っている。自分が子供ころはカブトムシと言えばスイカと決まっていたが、スイカはカブトムシがお腹をこわすからダメ だと言う。なるほど!それであまり長く生きなかったのかと納得。誰もが簡単にカブトムシを飼育できる時代になったんだとおおいに感心したものだ。

  この3匹の幼虫は、我が家にきたその夏に蛹になり、かぶと虫の蛹なんかめずらしいので、
このあたりからプラケースの外から少し見える蛹をながめて早く成虫にならんかな〜と待っていたものだ。(それまで見向きもしなかった私がこの頃から少し興味を持ち始めた)そしてなかなか
成虫にならんな〜と言っているうちに嫁さんがケースの外から見えている色が黒くなってるから成虫になってるかも?というので、掘り出して見るとやはり既に成虫になっていたというようなことがあったりした。(この頃は幼虫は1匹2匹と当然のように言い、まさか1頭2頭と動物のように数えるとは思わず、羽化という言葉も知らなかったので成虫になったと言い、後食などという言葉も当然知らないわけで、それどころか自力で這い出てくるまで体が固まっていないので出来るだけさわらないほうが良いとも知らず、羽化直後からゼリーをやってはいけないとも知らず、自分で掘り出して、何や成虫になってるんだったらもっと早く掘り出したらよかったなどと思い、すぐにゼリーを与えてもなかなか食べようとしないので何でだろうと不思議に思ったり心配したりして結局何も知らない私だった) また成虫になった3匹ともチビカブトで (確かオス1匹とメス2匹のベストメンバーで10月中頃まで長生き したと思う) 結局今から思うと成長期に良いマットを適切なタイミングで交換していなかった為に 栄養不足で大きな幼虫に育たなかった。この時のオスは標本にして置いてあるが後で見れば見るほどチビで ある。

初代チビカブト 初代チビカブト

  いつしか私は、このなかむつまじく長生きした3匹の世話を毎晩するのが楽しみとなった。
(このとき思ったのだが、成虫の世話って盆栽みたいと...なぜかというとこの時はプラケースとふたの間に紙をはさめば湿度を保てるなどということも知らなかったので、毎晩仕事から帰って来てはマットの水分を切らさないように霧吹きで水をやっていたので、なんだか盆栽の世話を思い浮かべ てしまったのである。ただし私は盆栽を実際に管理したことはありません、念の為)。
そして長生きした結果として、当然のごとくたくさんの卵を残し、たくさんの幼虫が孵化しました。国産かぶと虫の幼虫の成長は 早くあっと言う間に1令から2令そして3令と、おどろきの早さで大きくなり、こんなたくさん飼って どうすんの!と嫁さんに言われ、自分でも全部成虫になったら飼いきれんと思ったので翌春に欲しいという人に あげました。

友人→大きいの10匹。 嫁さんのお姉さん→10匹。 自分で飼う分→大きいの9匹 ということで結局 29匹の幼虫がとれていたということになります。 (大切に育てた幼虫を人にあげるときって、自分の子供をあげるようで何かさびしいカンジがあります)
以降、この9匹の子育て日記です。。。





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