国産かぶと虫 右−マット上で前蛹になってしまったオス幼虫・左−人口蛹室に収まった前蛹画像

国産かぶと虫日記 ページ2

2006/04/15   糞取りと体重測定

今日はヘラクレスオキシ幼虫の前回替えたQBOX40×2箱の糞を除いて土をふるいにかけた。 そのついでに、国産カブト幼虫で、ここ2週間位で数回、幼虫が土の上に出て来ているボックスがあったので、マットの状況が悪いのだろうと思い、これもふるいにかけて糞取りをしたら思いのほか糞が多かったので、もう片方のボックスも糞取りをした。2箱のボックスで合計9頭飼っていたが、越冬の間に外から何回見ても8頭しか見えなかったので、1頭は☆になったかもと思っていたが無事9頭生きていたのでうれしかった。 体重測定をしてみたが、最大で39g、2番目が37g30g23gなど結構ばらばらだった。この2箱をセットしたのは、かなり前だったので忘れていたが大きい幼虫4頭(以下、大きな幼虫組)と小さいのばかり5頭(以下、小さい幼虫組)を分けて入れていたので、土の上に幼虫が出て来ていないほうのボックスは大きな幼虫組の方だった。よく考えたら早ければ5月にでも蛹化するので、この時期にマット交換をしておいてよかったと思う。 糞取りしたマットと新しいマットを半々位で混ぜてスコップで固めにマットをセットした。 幼虫は結構黄色くなってきている。 最重量が40gに達してなかったのは少し残念だが、39gとかなり大きくなっており最大級のカブト誕生が期待できる。ぜひ80mmオーバーのオス誕生を期待したい。 それにしても大型幼虫をいれていたほうのボックスは特に糞が多い状況でびっくりした。 というのは冬眠中はエサもあまり食べず糞もしないと思っていたが、そんなことは無いというのがわかった。

2006/05/27  小さい幼虫組 1頭目蛹化(通算1頭目)マット上での蛹化→人口蛹室へ

[小さい幼虫組] 1頭目の蛹化(1号オス
子供と2人で国産カブトとグラントシロカブトを入れたケース(QBOX40)を見ていたところ、 4歳の子供が「あ〜かぶとになってる!」と叫んだので、 え〜っ(幼虫からいきなり成虫になるはずは...)と思って見てみると、それはオス蛹だった。土の上にオスの蛹がコロンところがっていたので ビックリした。 以前からQBOX40では縦に蛹室を作る国産カブトには深さが足りないのでは? と思っていたが、ついに土の上で蛹化する事態に直面する事となりおおいにあわててしまった。 あわててHPを参考にマットをQBOX40に入れて小型のビンを口のほうからマットに差込んで土を固めてからビンを抜き、手で穴の中をタマゴを逆にしたような型にならして即席の人口蛹室を作成し、そっと蛹をその中に入れた。 まだ蛹化して間もないようで、脱いだ幼虫時の顔と皮は蛹のおしりについたままで、蛹の色もきれいなオレンジ色に近い感じだった。頭の中も白い感じであった。 動く時はお尻をクネクネしてかわいかった。蛹は縦に入れているので、お尻の先にだけ体重がかかってまずいのではと心配したが、後で見るとうまくお尻を丸めて先だけに体重がかからないようにしていたので少し安心した。(後で知ったのだが、蛹化直前の前蛹や蛹化直後の蛹は触っては行けないという事だが、この時は人口蛹室に移す事しか頭になく必死だった)

2006/05/28   小さい幼虫組 マット上の2頭の前蛹

[小さい幼虫組]今日はマットを買って来て、昨日蛹化した1号オス、とは別に2頭、マット上にいる幼虫がいたので、深さのある中ボックスに入れてあげようと、いざ移そうとよく見たら2頭ともお尻は シワシワになっていて間もなく蛹化する感じで、とても今から蛹室を作れる状態には見えなかったので、あきらめてそのまま土の上で蛹になってもらう事にした。土の上ではあるが、前蛹のいる表面だけほんの少し掘れていて、表面がつるつる状態になっていたので ここで蛹化させたほうが良いと判断した。ちなみにはじめて知ったが、前蛹は見た目は 黄色くてしわしわの多い幼虫の姿こそしているが、動きは既に幼虫の動作は出来ず、蛹の例のお尻をクネクネする動きだけになっているのには驚いた。(姿は幼虫だが中身は既に蛹状態?)幼虫のように這ったり潜ったりというように移動などは出来ない状態で、触ると体を伸ばしたり折り曲げたりするか、お尻をクネクネするかしかできない状態となっている。(今から考えるとこれは間違った判断です。マットと直径4〜5cm位の小型のビンがあれば縦の人口蛹室は簡単に作れますので、作った人工蛹室に移してあげましょう。マット上のままでは蛹化不全の原因となります。)

2006/06/01 小さい幼虫組み 2頭目蛹化(通算2頭目)

[小さい幼虫組]マット上の2頭の内、1頭が蛹化。
2頭目(2号オスが蛹になっていた。小さな幼虫5頭を入れていた方がまたまた蛹化した。 小さな幼虫ばかりだったので、全部メスかと思っていたが、なんと2頭ともオスだった。 1号オスはそこそこの大きさのオス蛹になったが、2号オスは頭角も短いミニかぶとのオス蛹になってしまった。去年からマットもこまめに変えて世話していたつもりだったのに、なぜミニかぶと蛹が出来たのか...? 大きな幼虫ばかり4頭入れたほうのマット上に出ている前蛹は結構な大きさなので、どの位の大きさの蛹になるか楽しみである。ただ前蛹になってはいるが、なかなか蛹にならない。

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