ヘラクレス・オキシデンタリス雄・成虫画像

ヘラクレス・オキシデンタリス 飼育日記 ページ5

2006/11/26  人口蛹室作成にチャレンジ! Bを人口蛹室へ  エアコン管理から温冷庫管理へ

以前確認した所、Bが蛹室をうまく作れずにマット表面に出てしまっていた。 土の中ではなくマット表面に蛹室のようになめらかな半円の溝を作ってその上に寝転がっている形だ。国産カブトの例ではマット上でも問題無く蛹化した例もあったが、前蛹の頭側が容器の端にあたりそうな状態で、このままでは蛹化の際に角曲がりになってしまうので、人口蛹室に移して蛹化を待つことにした。元々前の2頭は自然の蛹室で蛹化していたので、3頭目は人口蛹室で蛹化から羽化までじっくり観察しようと思っていたところだったので丁度思い通りになったと言う訳だ。 人口蛹室は、HPを参考に以前から100円ショップで買って置いたオアシスを大小のスプーンで天地180mm、左右は適当に蛹より大きめに削り作成した。実際作成して見ると作業時間は30分弱で簡単に、しかも割りとうまく出来た。完成した人口蛹室に前蛹を入れて、ここから温冷庫管理に以降した。

2006/12/07  B蛹化

朝6:40分頃起きて見ると、温冷庫管理に移していたBが蛹化していた。おそらく蛹化した直後で蛹の体はまだ白い色であった。胸角は綺麗に伸びていたが頭角は10mmも無い位短く蛹化不全かと心配したが、夜見て見ると頭角も真っ直ぐに伸びていて一安心である。

2006/12/10  抜け殻除去作戦

B幼虫の抜け殻が蛹のお尻の方に残っていて、結構固そうで邪魔になりそうだつたので取り除いた。

2006/12/20  B蛹背中

先日、B蛹の体長を物差しで測ったらだいたいであるが120mm位だった。今日は蛹がうつ伏せになっていたので写真を撮っておいた。

2006/12/22  Dが初の羽化! 美しさとかっこよさに感動

Dが今日13:00頃ケースを開けて見ると何と羽化していた! 羽の色がオレンジ色だったので、まだ羽化してそんなに時間が経っていないと思われる。今朝から羽化し始めたような感じだ。蛹の時は露天掘り状態で人間でいうと胸から上しか見えていない状態だったが、蛹室の屋根はお尻の部分を残してほぼ破壊されておりぽっかり空いていた。見えないお尻部分を除けば完品羽化で胸角も真っ直ぐ伸びて頭角も太めでしっかりしており黒光りして大変綺麗だった。大きさもわりと大きく推定120mmオーバーしていると思う。羽化したては国産も美しいとおもった経験があるが、この固体も大変綺麗で大きく迫力があり大変かっこよく感動ものだった。ついに成虫になりよった! ついにヘラクレスオオカブトが我が手に!と1人で感動にひたったのだった。 後で蛹化したCとBは胸角が前下がりに丸まっているのに対しこのDは真っ直ぐで一番長く太かったし蛹の体も一番大きい印象だった。 10/26蛹化だったので2ケ月に4日たらずで羽化した事になる。産卵ははっきり記録していないが昨年の9月、腑化が10月頃だったと思うので 何と産卵から1年3ケ月で羽化したことになる。HP等で得ていた情報では、ヘラクレスのオスは1年半から2年かかると聞いていたので、 まだまだと思っていたら、えらい早いのでびっくりした。ここまでA・C・Dはエアコン管理で室温は25℃前後に保って来た。

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